Saturday, January 9, 2010

熱燗の思い出

熱燗を口にすると,フランス時代,日本酒を買って熱燗を飲んだことを思い出した.
そのとき飲んだ銘柄はなんだったけな.赤い瓶だったなぁ.

ジルの家でのパーティで,ファビアンに,「よぉ,今日は日本酒飲もうぜ.どんなふうに飲むよ」と聞くと,「オット,オットだ,かいせい」と言っていたのを思い出す.フランスはHは発音しないので,hotをホットと発音しないで,オットという人が多かった.ほかのやつらもオットが好きだった.
グラスに口を近づけると,ぐっと日本酒らしいアルコールが香ってくる.これが好きらしい.
はじめのパーティで,日本の文化を知るジルがホットで行こうと言ってなかったら,フランスであれだけ大量に熱燗を飲むことはなかったと思う.
私はおでん屋が専らだったので,熱燗の適温を聞かれた時,おでん屋に訊いてくれ,といったような記憶がある.そのあと,70度だとアルコールは飛ぶから,うーん,60?というような問答をしたのち,結局,50度くらいにしたような.運よく,これは正解だったわけだ.

私がフランスに滞在していた時期は寒かった.ちょうどこの季節だった.
某金工大近くのおでん屋みひろで記憶なくすくらい熱燗飲んでいたのもいい思い出だが,一番最初に出てくる思い出はファビアンのオット,だな.

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