Saturday, February 20, 2010

笑う月読んだ

安部公房 作 笑う月読みました.
小説ではなく,文の切り抜きような短文が17編集まった本です.
作者が見た夢の切れ端や夢の切れはしのような文ばかりで,意味を考えたり,背景を想像するのが難しいです.
本当に想像が難しい.
ただ,結果がそうだった,と言われているような,そんな感じを受けます.

確かに,見る夢というのは,話の背景らしいものは無く,目に入った光景が現行のすべてです.その世界をそのまま表現しているような気がします.

ぼんやりした背景を好む人には,おすすめです.

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