Tuesday, October 18, 2011

ぐっさんの毛

さて,ぐっさんにそそのかされて,今日からこのブログで妄想小説を書くことになったのだが,なんせそういうふざけた妄想など,これまでに挑戦したことがないもので,何をどう書けばいいのやら.
と,研究室の自席で考えているうちに日が暮れて,夜になってしまった.

そういえば,ぐっさんがいない.
夕暮れ時に,ぐっさんが「今日のブログ,期待してるぜ」という言葉を残して,研究室を出てから,戻ってきてない.
普段はさっさと帰ってくるはずなのに,まだ日課から戻っていないのか.
彼の日課とは(あんまり大きな声で言えないが)山を下りたところの交差点でケツの毛をむしって置いてくることだ.
もしかして,その日課の途中でクマにでも襲われたのだろうか.

いや,まだクマが出たという話は聞いていないので,襲われるわけはない.
それにケツの毛をむしっている男を警察以外が捕まえるわけがない.
きっとなんかの事件に巻き込まれたに違いない.

そういえば,さっきI橋君が,ぐっさんのパンツがどうこう言っていたのを思い出した.
あれはなんだったんだろう.
I橋君は変な趣味があって,人の身に着けているものを口に入れたがる.
前は携帯電話なんかも食われかけた.
もしかして,その発作が起きて,ぐっさんの身ぐるみを剥がしてパンツでも食ったのか.
だとしたら,確かに全裸で外に出られないから,ぐっさんはどっかに隠れて,戻ってこれないんじゃないか.
しかも夜だから,外を全裸で歩いているのを見られたら変態扱いだ.

ぐっさんは半分変態だが,半分はまともを保っているから,変態扱いはされたがらない.


なんとなく合点がいってきた.
ぐっさんが戻ってこないのは,変態扱いされないためにどこかに隠れているからで,そうなったのは身ぐるみ剥がされて,パンツを食われたからだ.
こうなったらしょうがないので,衣類を持って探しに行ってやるか.
居場所はI橋君が知っているだろうし,簡単なことだ.

なんとなく事件めいたことが起こったが,紐解いてみればこんなものだ.
世の中大して変わったことなんか起きるわけがない.

ま,始まりなんてこんなものでよい.

1 comment:

dxd said...

ぐっさんとI橋くんのコメントに期待♪