Monday, November 15, 2010

ロマンス小説の七日間読んだ

三浦しをん作 ロマンス小説の七日間を読みました.
物語の中の物語と物語本体の二重構造になっていて,それらが絡み合うという面白い展開を見せてくれます.
女性翻訳家がロマンス小説を翻訳している横で,自身の恋人との恋愛にありがちなトラブルが起こり,その感情に流されて翻訳をねつ造して新しい物語を作っていくというナイスな話です.
また,あとがきが面白い.あとがきが個人的にはヒットで数回読んでも秀逸さを感じるくらいです.
たぶんこの著者は言葉をよく知っている人なんだと思います.才能ではない技術を感じます.きっとエッチも上手なんだと妄想してみます.

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