Wednesday, February 29, 2012

権現の踊り子読んだ

町田康 作 権現の踊り子を読みました.6編,鶴の壺,矢細君のストーン,工夫の減さん,権現の踊り子,ふくみ笑い,逆水戸,で構成されています.
鶴の壺は,鶴の病院に行けない話.
矢細君のストーンは,石を置いてかれる話.
工夫の減さんは,無駄な工夫する話.
権現の踊り子は,権現市場に行って微妙な空気になる話.
ふくみ笑いは,ふくみ笑いで狂っていく話.
逆水戸は,偉いやつを殺してしまう話.
ざっくり言うと,こんな感じで,失態や狂人の話です.
ミステリーではないので,見落としなく読まなければならないという緊張感はありませんが,ふくみ笑いの徐々に狂っていくのか,もともと狂っていたのかわからない不気味さや,権現の踊り子の非常に微妙な空気感と緊張感は,なかなか緊張感があります.
文体は語ってる感じで,リズムがいいです.
アホな奴らについて,おっさんがしゃべってる感じです.

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