ラムレーズンのうまさに驚きました.
今日,ひさしぶりに金沢に出掛けました.女性との出会いも少なく,つまらない日々を過ごしていたので,このあたりでちょっと刺激を求めての行動でした.某スタバの前にあるバス停で,降りてくるかわいい系の女性二人組に狙いを定めて,「これから私とお茶でもしませんか.その後もデート的にこのあたりをうろついて,夜になったらぬるぬるになりませんか」と声をかけていました.二人組を狙う理由は,友だちも一緒で安心している,と,一人だとこれから待ち合わせの可能性が高い,からです.一組目は,タイプじゃない,と断られ,二組目は,無視,三組目は,ぬるぬるはちょっとぉ,と意味不明に断られました.意外と面倒だななんて思い始めましたが,欲望に負けて続けることにしました.すると,四組目では思いのほか好印象で,一人の子が,「じゃぁ,ちょっとだけね,ね.」と友だちに同意を求めて,三人でそのままスタバに入りました.
奇跡的な展開ですが,さすが俺的な気持ちになり,調子に乗って脚を高く上げて組み替えたりしました.自分の行動の意味がわかりませんが,やたら派手に動いていました.相手してくれた女性たちは,そういう意味わからない行動にうけているように見えました.彼女たちは,どうやらこのあたりで働いている会社員で,私と同じくらいの年のようです.初めてナンパに合ったらしく,どんなものかと思って相手してくれたとのことです.とりあえず,先生たちから聞いたテクニックである,褒めまくってやれ,ということを実践して,褒めまくりました.
ずっと褒めていると,だんだんお互いに気を許していくのがわかりました.
完全に打ち解けあったような空気を感じてからは,上唇と下唇のバランスの良さについて語ったり,首筋の横から見える後ろ髪の色気について語ったりしました.少しずつ少しずつエロいトークに持っていきます.このあたりからは,最初に同意を求めた方より,付いてきた感じのほうが前のめりで話をするようになってきました.最初に声かけられた時からドキドキしてたとか,もうヌルヌルだとか,そんな感じです.さすがの私も,本当にこんな展開になるなんて思っていないので,この場から逃げるために,散歩を提案しました.本当にやってしまったらいろいろと後が怖いですから.
金沢は,にぎわっているところとそうでないところの境があいまいで,気付いたら人がいない道を歩いていたりします.それがまた風流なのでしょう.そういう金沢が好きです.
そんな金沢の街をふらふらと3人並んで歩いていました.私は,そういえば,と切り出し,これからの予定を聞きました.2人はそろって「何もない」と答えました.私は確信しました.彼女らは,食いついた,と.まぁそれでも態度を変えては,カッコ悪いので,気にしないふりして,「そう」とか答えていました.
2人も同時に相手するのは,非常に怖いので,ここは,いったん引き取ってもらって,別々に会う機会を作る作戦にしました.今日ヌルヌルしなくてもいいんです.明日できればいいんです,という哲学です.
そう決めてから,もう一回どっかでお茶しない,と提案し,2人は了承してくれました.普段は絶対入ることがないようなモダンなお店です.私たちは結構お高めなお茶を片手に,また話を始めました.この年ですから,結婚がどうとか,昔の男がどうとか,気付いた時にはかなり深い話をしていました.
ずいぶんと仲良くなれた気がします.
そして,時間もそこそこ遅くなったので,店を出て,どうするかを簡単に話しました.最初に帰ると言ってくれたのは,はじめ反応が良かった女性の方でした.疲れたので先に帰るということでした.内心ほっとしました.
もう一人の方はというと,さっきからヌルヌルらしいです.
私としては,2人を相手しなくていいので,このままヌルヌルでもいいとは思うのですが,実際疲れたからなぁ,なんて思っていたら,彼女の方から,ここで休みましょう,とそのような施設を指さしました.
私も観念して,一緒に入りました.適当に部屋を選んで,ソファに腰掛けました.足首におもり500gを付けていたので脚が張っています.脚をもんでいると,彼女は先にシャワーに行くと言い,言ってしまいました.こんなに積極的な人は初めてみました.世の中にはいろんな人がいるものです.
そして,出てきたときには,すっかり色っぽくなって,バスローブのみでした.
おもむろに,ぱっとバスローブを脱ぐと,薄い胸の先に敏感そうなアレが張っていました.そのとき,昔ラジオで誰かが「あれってレーズンみたいだよね」と言っていたのを思い出しました.あーレーズンねぇ,とてもレーズンには見えないな.レーズンよりも明るい色だし,大きさもずいぶん違う.なんて思っていると,英語の授業の終わりに某ムラジアンさんからハーゲンダッツのラムレーズンをプレゼントされましたことを思い出しました.今は研究室の冷凍庫に眠っています.その瞬間私は,目の前の彼女よりもハーゲンダッツを選んだんです.「確かに目の前のレーズンはおいしそうだ.だけど,ラムレーズンのほうが魅力的だ.」と言い,私は彼女の前を去りました.
研究室の冷凍庫には,ちゃんとラムレーズンが残っていました.そのふたを開けるとカッチカチに凍っていました.一度溶けていたんです.若干悔しかったですが,電子レンジで5秒チンして柔らかくして食べました.最高においしかったです.
文を読み返して,無駄に長い嘘をついている自分がかわいそうに思えた.がんばれ俺!
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