Monday, November 14, 2011

ぐっさん夢の国へ

ちょっと前に,ぐっさんは大学から一旦離れて夢の国に向かった.

昔々,ぐっさんが砂浜でいじめられている亀を助けたら,亀が「ぐっさん,良いところに案内するよ」と.でも,ぐっさんは「ええわ,パス」と言って,さっさとその場を去ってしまった.
亀は日本海に沈む太陽をぼんやり見て,「昔,助けてくれた伊勢の男は,太平洋側では海から太陽が昇って,その太陽もきれいだよ,でもお前はもっと・・・って言ったくれたのに.ぐっさんは何も言ってくれなかった」とつぶやいた.

数年後,亀のことなんか忘れてたぐっさん.
顔だけ良い性格ブスと付き合っていた.
おまじないで人間になっていた亀は,性格ブスと付き合っているぐっさんを不憫に思い,ぐっさんに声をかけた.
「昔,助けてもらった亀です.その女はヤバいんで,私と来ましょう」
「嫌だよ.世の中,顔だろ」
辛辣な言葉を浴びせて,亀を蹴っ飛ばした,
飛びながら,亀は女の姿から亀の姿に変化した.
さらに,手足をひっこめ,そこからジェットエンジンを出し,甲羅の縁が多少伸び,空気をつかめるような形状に変化した.
そのまま亀は,空を飛んでいった.
ぐっさんは亀が遠くに行くのを見届け,付き合っていた性格ブスとデートに出かけた.

亀は泣いた.
泣きながら復讐を誓った.

翌年,ぐっさんは手足から炎が出ている美女と付き合い始めた.
世の中,顔だ.

そして,その美女を仰向けにして,ナニをπに挟んで跨って間に,女がジェットエンジン全開で飛んで,一緒に向こうの世界に行ってしまいましたとさ.
めでたしめでたし.

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