Sunday, January 23, 2022

CGAL intersectionは汎用的に作られているため、型が分からずバグるのか

接触判定のプログラムでの問題が起こった。
CGALのintersectionで三次元の三角形の接触部分の線分をとらえようと、テストコードを組んだ。それはうまくいったので、次に本プログラムに組み込んだら、なぜか接触している三角形の判定が漏れ始めた。
すると、こんな記事を見つけた。
https://stackoverflow.com/questions/32951886/wrong-inexact-intersection-between-3d-triangles-cgal/32965564#32965564

質問者も私同様に、接触判定漏れの問題を指摘している。その回答で、do_intersectしてから、intersectionを呼ぶと、型が分からず変な挙動をするとのこと。たしかに私もdo_intersectを呼んだあとなので、挙動としては同じである。
Cartesian_converterを使えば正しい呼び出しになるとのこと。
具体的な使い方は、こちらにある。
https://doc.cgal.org/latest/Kernel_23/classCGAL_1_1Cartesian__converter.html

結果、たしかにうまくいった。
私の場合、メッシュ処理のPMP::do_intersectを呼んだあとに、三角形の型Exact_predicates_inexact_constructions_kernel::Triangle_3で接触を見ようとしていたため、この問題が起こった。
この型をコンバーターを使った例の通りに変更するだけで、問題が消えた。

Friday, January 21, 2022

二つのメッシュの接触のメモ

CGALでの二つのメッシュの接触判定と結果の取得方についてのメモ

https://stackoverflow.com/questions/22900932/cgal-meshes-intersection-collision

良記事。手元で実験済みでうまくいくことも確認した。

face_descriptorのidx()はメッシュのindexで、二つのメッシュについて、pair<face_descriptor,face_descriptor>が出力の1要素となる。

vectorで出力されるので、back_inserterを引数で忘れないように。