Saturday, July 27, 2013

VS2012 CGAL インストール

開発環境が変わるたびにインストールしなおすのが面倒ですがしょうがないです.
今回は半日もかかってしまいました.
開発環境はVisual studio 2012 VC11です.

CGAL4.2とboost 1.54をWindows 7とWindows 8にインストールして,3次元のconvex hullとVoronoiで挙動を確認できました .

インストールは以下の3手順でできます.

1) boost 1.54のインストール
VC11での開発のためためにboostをインストールが必要です.
まず公式サイトからboostをダウンロードします.
zipでもなんでもいいです.
次に展開します.
管理者のみがファイルへできるフォルダに展開すると,今後の実行はすべて管理者権限で行ってください.
私は混乱するので,Cの直下にフォルダを作って展開します.
そして,コンパイルします.
コンパイルはVisual studio コマンドプロンプトを使います.
VS2012 の開発者コマンド プロンプトを実行します.
このとき「xxx は内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」とエラーが吐かれたら,管理者権限で実行するとうまくいきます.

そして,cdコマンドでboostの展開先に行き,
bootstrap
とたたき,実行します.
するとb2.exeとbjam.exeができます.
このb2を使ってboostをコンパイルします.
マルチスレッド対応にするために,オプションを含めて
b2 threading=multi
とたたき,実行します.
20分くらいしてboost/stage/の中にライブラリが出来上がります.
OSの環境変数に
BOOST_ROOTとBOOST_LIBRARYDIRを設定し,
値をそれぞれ,boostの展開フォルダとその下のstage\libにします.

2) CMakeでのコンパイル
CGALを公式サイトからダウンロードして,所望のフォルダに展開します.
私はここでもCの直下です.
CMakeを起動させます.
参照先と出力先をCGALのフォルダに設定します.
次に,Configureを押します.
すると
boost_thread boost_system
がないとエラーが吐かれます.
次に,Advanced にチェックして, CGAL_Boost_USE_STATIC_LIBSにチェックし,再度Configureします.
通るので,最後にgenerationを押します.

3)コンパイル
CGALのフォルダにCGAL.slnファイルができているのでVSで起動します.
バッチビルドを開き,すべてをビルドします.

以上の手順で,実行可能な状態まで持っていくことができました.


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