Tuesday, August 17, 2021

へこむを超えるといかんよな

プレゼンの中で、「インポスター症候群」という聞きなれないワードを使い、聴講者をグッと惹きつける某斉藤さんのさまをみて、かっこよかったので、その手法をパクろうと思い始めました。

聞きなれないワードとの出会いを求めて、手始めに人間の基本はイソップ寓話をちょろりと眺めています。

その中ですっぱい葡萄という物語を知りました。

すっぱい葡萄は、ある研究者が某Siggraphというトップ会議に論文を投稿して、結果"Reject"の判定をくらって、あの学会は腐ってる、もう終わった、と呟く話です。僕らの業界ではよく見る話で、ようは、自分を正当化するために学会を否定するという話です。

そして、この話はどうやら認知的不協和という用語で示される状態だということも知りました。認知的不協和は、良いものを自分の中で悪いものと定義して、矛盾を抱えた状態のことらしく、つまり、Siggraphはトップの場所と認知しつつ、Reject判定を受け入れられず、自己正当化のために、学会を腐ってるという状態と一致します。

それで、この認知的不協和というのが、何が問題かというと、自分に不都合なことを解決しないで放置するようです。事実を認められない大人というのは見てて痛いもので、永久にまともな大人からは相手されなくなるわけです。

別の例でいうと、自分があまり興味持たれない存在と認められず、SNSに需要が皆無な自分の写真をアップロードしまくる気持ち悪い人もこういう類なのでしょう。ということで、需要がないにも関わらず、SNSに自分の写真をアップロードを見たら、認知的不協和なんだなと興味深く観察してやりましょう。

まぁ、学会に関してですが、やってきたことを否定されたらへこみます。でも、それはまだ自分に甘さがあるんだろうなと思います。トップ会議のRejectは否定ではなく、もっとやれという𠮟咤激励ですので。知らんけど。

No comments: