Tuesday, December 21, 2021

年末や年度末は血が足りないらしい

献血ルームから電話があって、血が足りなくて困っているとのこと。

その電話で予約して、早速、全血400とりにスカイツリーに向かった。今回で献血42回目。

行ってみると、人がたくさんいた。

迷ってる場合じゃない。やるしかない。そういう気概を感じる場だった。皆が血を提供する気に満ちていた。

ひりついた空気感の中で、受付を済ませ、血圧測定、シーフテスト、問診を終わらせた。ここまでは早かった。しかし、血の検査から、前の人がやたら時間を使っていて、私の予定が遅れていった。なかなか本番に入れず、ただひりついた空気に満ちた待合室で座っていた。

元気なおじさんが受付で大きな声で応答する。

イキった若者二人組の片っぽが咳をする。

中年がコーヒーをずずずっと音を立てて飲む。

なんでもないことなのに、これらが何か気になった。静かにいてくれという気持ちだった。

そんな中呼び出しのベルが鳴り、採血に向かった。いつもなら座って5分で完了だ。全血なんてそんな程度と私は思っていた。しかし、その日は何かが違った。

5分経ったくらいで、「もう半分過ぎましたよ。」である。おそすぎる。背中の筋肉痛が影響しているのか。

結果的に10分くらいして、ようやく終わった。5分遅れで入ってきた次のおばさんに追いつかれそうだった。負けてなるものかと、血の出力を上げたのは初めてであった。

終わって、もろもろ支度していると、献血カードの返却時に色々もらった。急に献血に来た人が多かったらしく、スタッフはてんてこまいだったぽい。

帰路につき、スカイツリーの地下道で、献血ルームへの案内をしている人がいた。どんどん人を集めるように笑顔で呼び掛けていた。現場でさらにひりつく空気になるのが見えた。

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