Friday, July 17, 2020

毒手でひっくり返るの意味

バキを読んでいて序盤なのだが、毒手のひっくりかえった!!というシーンがある。少し具体的に言うと、いろんな毒虫たちを精製した液体に手を浸し、直後に治療するを繰り返して5日ほどで完成する毒手を受けた瀕死のバキが、中国の海王たちの試合にて、また別の毒手を受け、彼女の涙もろもろ化学反応が起こり、毒が浄化されるというシーンである。全く意味が分からないだろうが、そういうシーンがある。このシーンの少し後に、14キログラムの砂糖水を一気飲みして、しゅわーとなり、バキ復活!!という濃いシーンがあったはずだが、それすら記憶にうっすら残るにとどめるほど、ひっくり返った!!が強い。
毒を以て毒を制すという言葉は、悪に対して別の悪で攻略するという意味に近いのだろうが、ひっくり返ったには一味違う深みがあるように思う。
前者の「毒を以て」は、悪を殺した別の悪をまた別の方法で処理しなければ悪はなくならない。しかし後者のひっくり返ったは、毒が浄化される。すなわち悪そのものを打ち消してしまう。
こんな塩梅に悪が消えることは現実にないだろうが、作者の悪は消えるべしという強い気持ちが表れているように思う。きっとあのシーンを見た人はみな同じ気持ちになったはずだ。
悪は完全に制御下に置かれ、消えるべきである。

そう。寝不足のせいでこんな意味わからんことを日記に書くほどである。この世が悪である。お仕事、文書の作成、投稿、レポート採点、開発、すべて悪である。この悪に対する悪が、酒である。だから我々は酒を飲まなければならない。これしか道がないのだ。たとえ失うものがあっても飲み続けるのである。
日本人は多量に消費するべきである。日本酒をビールをワインを焼酎を飲み続けるのである。
寝る。

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