Wednesday, March 23, 2022

久々に献血したらスペシャルになった

ジェラードンのひとりが、某サイトウ先生に似てるな、と思ったら、なんとなく「献血」という言葉が頭に浮かんだ。で、献血のサイトを見ると、空きがあったので、予約して、献血へ。今回は成分にした。

予約していったので、1時間ほどで検査などが終わり、献血の席へ。空調の都合で冷える席らしく、毛布でぐるぐる巻きになった。

このとき、白くてでかいラムネみたいなお菓子を食べるように促された。なんで?って思い、献血の担当の人に聞くと、こんなことだった。

成分献血では、体から血をとって、血小板か血漿をだけとって、ほかの赤血球とかもろもろの成分は体に返す。これを何度か繰り返す。このとき、血液が固まらないように工夫する必要がある。血液が固まるのはカルシウムイオンが影響する。そのため、カルシウムイオンをうまく捕まえておくと、血液が凝固しなくなる。献血では、血液を凝固させない工夫として、抗凝固薬を入れるというダイレクトな手法を採用している。この薬は、クエン酸ナトリウムという化合物で、これを狙いの成分をとった血液に混ぜて、体に血を返している。クエン酸ナトリウムは、クエン酸とナトリウムイオンに分かれ、クエン酸が血中のカルシウムをとらえる。そのため、血液が固まらなくなる。その後、体の中で良い塩梅で、クエン酸を処理して、健康には影響しなくなる。しかし、体質によっては、血中のカルシウムが足りなくなることがある。すると、手がしびれたり、口がしびれたりする。それに対応するため、カルシウムイオンを補填する。その方法がヨーグレットの経口投与だった。

食べるように促された、白くてでかいラムネみたいなお菓子はヨーグレットだった。

こんなこと、全く知らなかったし、これまでヨーグレットをもらったこともなかった。なんだか今日は、妙に手厚い気がする。
そして、そこそこ血の流れる量が多かったらしく、50分程度で成分献血は終わった。

終わってから、献血センターから、「お客様に特別な会員になっていただけないかと(にやり)」と言われ、差し出されたのが、これだった。


いくつかの条件をクリアした人のみが呼ばれる会員らしく、成分献血時に多少多めに量を取られるらしい。邪眼に疼きを感じながら、返事した、「望むところよ」。

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